津留崎 弘美さん(ベジタブル&フルーツマイスター)

レシピクリエイトを通じ、みんなに笑顔と楽しさを届けたい

●食べること、学ぶこと、そして野菜が大好き


ベジタブル&フルーツマイスター
津留崎 弘美さん

 「子供の頃から、誰よりも野菜が好きだと思っていました」

と話をする津留崎さん。

 偶然テレビのニュースで野菜ソムリエの資格を知り、「私が取らなくては」という思いにかられ、すぐに講座に申し込んだそうです。

 そして、「常に何かに興味を持ち、自分を成長させたい」という向上心も手伝って、ジュニアマイスターからマイスターと着実にステップアップされました。






●レシピ開発を支える「食環境と舌の記憶」


料理教室では得意のエスニック料理も好評。この日はインド料理が登場。

 野菜ソムリエのほか、さまざまな食の資格をお持ちの津留崎さんの活動を語る上でかかせないのがレシピ開発。創作料理コンテストでも数多くの受賞歴を誇ります。

「学生時代から料理をするのが大好きでした。海外生活などで人にふるまう機会が増え、美味しいと言ってもらい、自分の料理にちょっぴり自信を持てるようになっていた頃、コンテストの存在を知りました。腕試しのつもりで挑戦したらいきなり優勝してしまいました」

と鮮烈デビューを振り返ります。そんなレシピの数々は、食材やテーマを聞いただけですぐにひらめくのだそう。



滞在経験のあるシンガポールのデザート、ボボチャチャもオリジナルで。

「料理上手の両親の影響もあり、おいしいものには幼い頃から親しんでいて、しかも食いしん坊。いろんな所にも住み、各地で食べたおいしいものを舌が覚えているんでしょうね」

と言います。レシピ開発を支えるのは、その引き出しの豊富さなのかもしれません。



●自分の学びから、周囲に伝えるという新しいステージへ


自宅で「千葉県白子町」名物料理の試食会を開催

 講義で提供するレシピの開発の他、『名物料理アドバイザー』としていろいろな地域の名物料理を考案するなど、多方面で活躍されている津留崎さん。

 野菜ソムリエになってからは、各種講座講師や自宅での料理アトリエ主宰など、「教える・伝える」という活動の場が増えました。
 日本ベジタブル&フルーツマイスター協会講師を務めるとともに、同協会主催の料理教室講師も長年担当、現在は、日本カレーマイスター協会の講師も務め、忙しい毎日です。

 そして、野菜ソムリエの講座受講を、「初めて、自分が知りたいことを学んだ気がしました」と振り返ります。




「興味あることを学ぶ楽しさを実感する一方で、もっと知識を深めたい、その幅を広げたいと思うようになりました。そして身に付いたものをより充実したものとするためには、野菜や果物以外のものにも触れることが不可欠と感じるようになりました」

その言葉どおり、難しいといわれるワインやチーズをはじめ、さまざまな食の資格も取得するなど、その思いを着実に実践に移されています。



●将来の目標は模索中。人に働きかける存在でありたい


「鹿児島県肝付町」名物料理発表会にてアドバイザーとして講評。

「好きでやりたいことをやってきて、その過程で仕事・人との出会いがあり、今があります。だから、まずはこれまでやってきたことを、今後も続けていきたいです」

と話す津留崎さん。さらに伝える側としては、「ちょっとしたことを知ることで得られる喜びや、もっと知りたいというモチベーション向上のきっかけになれたらうれしい」と続けます。

 そんな中、野菜ソムリエ(マイスター)として5年の活動を続けた2009年夏、初めて自身の公式ホームページを立ち上げました。その制作過程では、これまでどんな気持ちで仕事や料理に向き合ってきたか、自分の礎を確認できたと言います。そしてホームページのトップ画面には、『みんなが笑顔になるおいしいレシピを作りたい』という言葉を掲げました。



開発をサポートした「福島県須賀川市」の『須賀川かっぱ麺』

 そこには、「家族はおいしいと言ってくれるかな? 料理教室の生徒さんが楽しんでくれるかな?」と常に考えレシピを考案している、『レシピクリエーター・つるさきひろみ として一番言いたかったこと』が込められています。

「野菜や果物のおいしい食べ方などを伝え、喜んでいただけるのが何よりうれしい。さりげなく、自分が知っていることを周りに伝えていける存在でありたい」と話す津留崎さんのレシピは、これからもたくさんの笑顔を作っていきます。



○レシピクリエーター つるさきひろみ 公式ホームページ
http://hiromi-tsurusaki.com/

文章:ジュニア・ベジタブル&フルーツマイスター 原神千枝
写真提供:津留崎弘美さん