松岡 恭子さん(ベジタブル&フルーツマイスター)

毎日試行錯誤の全力投球! 仲間と野菜ソムリエの役割を広めたい

●夢中になるものを求めて


ベジタブル&フルーツマイスター
松岡恭子さん

 「ベジフルコミュニティえひめ」の代表を務められている、松岡恭子さん。
 野菜ソムリエを知ったのは地元情報誌。そしてラジオでもジュニア合格者の話を聴き、元々野菜果物が大好きな上「何かに夢中になりたい!」と思っていたので、松山第一期の受講を決意されました。その後マイスター講座へと進み見事合格。
 2008年6月からコミュニティの代表となり、102名の会員(2009年1月現在)をまとめていらっしゃいます。


献血ルームでのパネル展示。いよ地野菜8品目をわかりやすく紹介

レシピや野菜ジュースをお客様に渡し、野菜果物を笑顔でアピール

 コミュニティでは「いよ地野菜」を共通テーマに、県内3支部がそれぞれ自由に活動されています。会員の方がしたいことを提案、提案者がリーダーとなり実行。ここでは誰もが主役になれるのです。地元情報誌でコラムの執筆依頼を受け、松岡さんは、会員にもちまわりで野菜果物を紹介してもらうことにしました。

「コミュニティ会員一人一人に、もっと出番を作りたい」

という松岡さんの強い気持ちが現されています。
 また、松岡さんご自身が提案された献血ルームでのイベントでは、献血後にオススメの献立や、いよ地野菜を紹介され、大好評だったそうです。

●実践と学びの充実ライフ


いよ地野菜の,(写真手前)は赤く柔らかい。北条道の駅で仲間が栽培した野菜購入

いよ地野菜である伊予美人(里芋)のごまコロッケと庄大根のサラダ

 松岡さんは、地元で40年も続く食堂をご家族で経営されています。野菜サラダや小鉢、食後のデザートはもちろん松岡さんの担当。新鮮な地元野菜を地元の八百屋や農家さん、道の駅や産直市で仕入れます。日々野菜ソムリエの知識を活かし、実践されています。

 デパートで開催される産直市では、生活者の目線から売り場を作り、お客様には調理や栄養、保存のアドバイスも欠かしません。生産者と生活者をつなげる役割を積極的に引き受け、体験し、学び、向上する意欲に溢れています。

 実は松岡さん、マイスター受講中は、目的が明確で個性的な他の受講生達をうらやましく思ったこともあったそうです。
 知識と経験のなさを埋めようと多くの書物を読み、パソコンも購入し、知らないことを徹底的に調べました。今ではその知識が、生活やお客様との会話に大変役立っているのです。


 その反面、マイスターになった後も、自分に何ができるだろうと、迷う日々は続きました。しかし昨年のコミュニティ全国大会で他のコミュニティの活動報告を聴き、

「大きなイベントでなくても、楽しめて学習できるのがいい! 野菜果物が好きで集まったコミュニティ仲間とお互いを高め合い、成長することはできるはず」

と気持ちが楽になり、期待と勇気で胸が熱くなったそうです。

●感謝の気持ちでやり遂げたい


雑誌で見た干し野菜に挑戦。新しい事を取り入れる柔軟さに脱帽

 支えてくれる家族や仲間への感謝の気持ちを胸に、「野菜果物を知って、おいしく楽しみ、日々の食事を大切にする人の輪を広げたい」、そして、松山の「食の伝承」をテーマに、仲間と助け、励まし、向上し合って、野菜ソムリエの役割を広める活動をしていきたいと、熱く語ります。

「コミュニティの代表として、大変で辛いこともあるけれど、代表として頑張れるのは仲間のおかげ。絶対に途中で投げ出したくない。精一杯やり遂げ、次につなげていきたい」


 自分の役割を模索しながら笑顔で努力し続ける縁の下の力持ち。ひたむきな松岡さんの笑顔は、仲間の中でひときわ輝いていくことでしょう。

文章:ベジタブル&フルーツマイスター 大森千絵美
写真提供:松岡恭子さん