佐土原 佳代子さん(シニア・ベジタブル&フルーツマイスター)

野菜・果物を通じたライフスタイルの提案をする「食楽研究家」
佐土原佳代子さん

●野菜嫌いのご主人を治したい思いをきっかけに資格を取得


シニア・ベジタブル&フルーツマイスター
佐土原佳代子さん

 「主人の野菜嫌いを治したかった」という佐土原さん。そのためにも、美味しい調理法や野菜の品種の活かし方について学びたいと考えていた時に、野菜ソムリエの資格を知りました。
 マイスターに合格した頃から、「資格を持って仕事をするには、より勉強が必要」と、目的意識を持ち取り組むようになってからすぐに、野菜ソムリエとしての仕事が始まり、野菜や果物をビジネスとして捉えるようになったといいます。
 その後シニアクラスを受講し、今年5月に合格。
「資格を取得したことで仕事やチャンスや出会いが次々と来たんです。自分の人生はラッキーだったと思います」
その言葉からは、周りの方々への感謝の気持ちが溢れていました。

●野菜+αの要素を取り入れて、ライフスタイルの提案


全国ネットのTV番組の野菜コーナーで、きのこについて紹介

FOODEX JAPAN 2008での講演。色彩心理学の視点から、野菜果物を楽しむことを提案

「野菜ソムリエとしての仕事は、責任を感じるけど愉しいし、自分らしさを大切にしていきたいですね。例えば、セミナー終了後、すぐにスーパーに行って野菜果物を購入したくなるようにできると最高です」
 と話される佐土原さんは、現在、ジュニアマイスター講座やクッキングサロン講師、レシピ開発と監修、コラム執筆、TV・雑誌の取材など、多方面で活動されています。

 講演では、食事や基本的なことに加え、大学時に学んだ色彩心理学を取り入れ、色から取り入れる栄養についても伝えているそうです。また、パーティスタイリストの資格や結婚式の司会業のご経験なども活かし、おもてなしやライフスタイルの提案。今まで学んできたことのすべてが、活動につながっています。
 最近では、クラシック音楽のコンサートと野菜ソムリエのコラボレーションイベントで、野菜ソムリエミニ講演を担当。コンサートが目的でいらした人にも、野菜に興味を持っていただけたと、話をしてくださいました。


コンビニエンスストアのために監修したサラダ。旬の野菜を使って彩り鮮やかに

ポテトを使ったレシピ開発。色彩のバランスを考えて作られている。

「当初は料理教室がやりたかったのですが、セミナーなどを通じて思いを伝えたくなりました。今後は、お客様との会話を大切にしている現場に立ちつつ、コンサルタント的なことをしていきたいですね」

 生活者との間隔を大切にするためにも、常にアンテナを張り、世の中で求められていることを新鮮な気持ちで見ることが大切と実感。また仕事では、求められている知識のバックグラウンドまで調べ、専門用語もわかりやすく解説できるように心がけているといいます。
 また、質を保つため、自分が楽しむことが大切だと感じ始め、自分が本当に何がやりたいのか考えて仕事を選ぶようになったのだそうです。

●「食楽研究家」として、食料自給率を上げるシステム作りを


ジュニアマイスター講座説明会で、資格取得後の活動について紹介

「資格は副産物」であり、何よりの財産は人間関係が広がったことを実感している佐土原さん。担当しているジュニアマイスター講座のコミュニケーションの授業では、表現の仕方だけではなく、受講生の人脈作りの場になるようにとアドバイスを行っています。
 そして将来は、食事をすることを楽しむことの提案をする「食楽研究家」でいたいと話してくれました。今では野菜嫌いが治ったご主人と一緒に、食料自給率を上げるようなシステム作りをしたいと考えているといいます。


「自分ならではの視点で社会貢献をしていきたいのです。そのためにも、野菜ソムリエが認知されるような仕事をしていきたいと思います」
とお話される眼は真っ直ぐに輝いていて、どんな大きなことも叶えられるように感じました。

文章:ベジタブル&フルーツマイスター 佐藤雅美
写真提供:佐土原佳代子さん